占い日本神話宮城県仙台橘鞠のプロフィール
宮城県仙台市青葉区一番町4丁目7-7の【占い日本神話仙台橘鞠】の店を閉めてから2013年10月22日現在で二年になります。タロット占いを通して相手がどう思っているのか、どういう人であるのか、この先どうなるのか、自分自身の整理をつけたいなど、心の道しるべとして行ってきましたが、2011年3月11日、東日本大震災が起こりました。
これを機に皆様はいろいろと考えることが多くなったと思います。
私もまた頭の上から氷水をかぶせられたような衝撃を受けました。
私は31歳の時、子宮ガンと診断され、手術後の再発を考え病院に通う日々を過ごしていました。そして人間はなぜ生まれてきたのか、死んだらどうなるのだろうと考えはじめたのです。
頭痛がするほど考えて出した答えはというと、ある日心の中で祈りました。【もしも子供達が大人になるまで私を生かしてくださるならば、世を救う生き方をします】と。
なんと無責任なことを祈ったものかとも思いましたが、次の日から霊的現象が始まりました。私は有名な祈祷師、宗教団体、これぞと評判の霊能者と名乗る方々を紹介していただき、神棚を作ったり食べ物をお供えして拝んだり、お経をあげたりと、いそしんでいました。
【もうだいじょうぶです】と言われるのですが、霊的現象は収まらず、ある2月の夜、地獄に落ちている女性が、助けなければ殺してやるという強い気持ちで【なぜ助けてくれないのか】と言うのです。【私は助けたいのですが、これ以上どうすればあなたを助けられるのかわからないのです】と言った途端、その場で女性は昇天してしまったのです。
その時の私の心は、自分はどうなってもいい、この人を助けたいという思いだけでした。
翌日から吹雪が続き、家を3日ほど留守にして帰ってきた時、寒い場所に置いていた夏に咲くはずの黄色のハイビスカスの花が咲いていました。【おめでとう、理解できましたね】と私の肉体の内側から言葉が湧いてきました。悩める魂にお経をあげたり食物をあげても意味はなし。悩み苦しんでいる問題を解決しなければ天国へは帰れないのだと。
女性は肉体をもって生活をしていた時、愛する男性から結婚するからと言われながらも男性は他の女性と結婚してしまい、恨みの心を持ったまま死んで地獄に落ちていきました。
それではなぜ昇天したのか、それは私の心が自分はどうなってもいい、この人を助けたいという心からの思いが女性の恨む心を消したのです。心(魂)の世界は言葉は美しく飾って話をしても無駄であり、心はどうなのか、なのです。言葉の嘘は通用しないのです。
そして一週間後、女性が居る天国へ私は連れていかれました。30歳ほどの女性と見ていましたが、天国では17歳ぐらいのかわいい女の子の姿で生活をしていました。女の子は私に言いました。【とても仲のいい友達がいるのですが探してもみつからないのです】と。その途端、私は一瞬にして女の子の居る世界が手に取るようにわかり、【ここには、お友達はいませんよ】とお伝えしました。肉体を持って生活している時、たとえ仲良しでも心の広さによって天国へ帰れる場所が違うものなのです。
その後、いろいろな場所へ連れて行かれましたが、一番印象深かった体験は、それは私の思っていることと全く同じ考えの人に出会った時のこと。私とその人は二人ではなく一人の人となり、人間という感覚はすでになく、宇宙に流れている法の中に溶け込み、私自身が法となって流れていたのです。過去も未来もなく時は今だけの世界。宇宙と人間は一体であると思うと同時に、人間は皆国境を越えて兄弟であり、地球と人間は共存共栄で助け合って生きていくことが道であると。
ある日、我が家に愛犬ジェニファー(ラブラドール黒・女の子)が来たのは生後3ヶ月ちょっとの頃でした。時は流れ私は体調をくずしてしまい、それでも体をだましだまし仕事を続けていましたが、愛犬ジェニファーは【お母さん(私のことです)はぐあいが悪いのだからアタチは朝のサンポは行かなくていい】と言って腹を見せ耳は後ろにしてサンポ行かないポーズをするようになりました。小さい頃から家の中ではウンチやオシッコをすることは嫌がり、そのため夜一回のサンポの時だけのことを考えて、あのくいしんぼうジェニファーは食事を少ししか食べませんでした。
このような状態が8ヶ月続いた頃【いいから、お母さんアタチだいじょうぶ】と言って頑張っていたジェニファーの顔を見ると限界を超えていました。後ろ足の筋肉がなくなり、おしりの骨が見えるほど痩せていました。それでも不満に思うこともなく純粋に生きている姿、そして自分の身を犠牲にしてまでも頑張ろうとした心に教えられることがたくさんありました。
一年の終わりもせまった頃、占い日本神話の店に、天照大神に縁の深い天神山の写真を出すため、朝に奈良駅を出発。空は暗く雲が山を隠し雪が激しく降っている。こんな日に写真をとろうと考えるほうがおかしいと思いつつ、それでも行かなければならないとの思いが先にたち天神山へ到着。澄み切った空気、そして、深く静かである。階段を上りはじめると、突然強い風が吹き荒れ、目を開けていられない状態となった。手で目をおおいながら空を見上げると雲が早い風に押し流されている。そしてほどなくホッとするような澄み切った青空となり天神山の写真をお店に出すことができました。
太陽、地球、月、動物、植物等、すべてに心があります。真心で接することにより彼らは喜んで奉仕し協力を惜しみませんが、逆に人間だけに都合のいいやり方をすると、それなりに報いがあらわれてきます。迷信と思ってはなりません。
ちなみに愛犬ジェニファーはその後、一日二回のサンポとなり体力も回復しました。老犬になった時はベビーカーに乗せてサンポにいったりもしました。
2011年12月17日20:20分、脈が止まりました。苦しむこともなく呼吸が止まる瞬間まで力の限り生きようとしました。そして【お母さん、こんどまた一緒ね】とテレパシーで私の心に呼びかけ、ふるさと天国へ帰っていきました。魂(心)の入っていない、二度と動くこともない愛犬ジェニファーの死体を見た時、私はやるべきことをやらないで死んだら、後悔しても後悔しきれない苦しみを味わうことになるだろうと思うと、涙があふれだしました。
愛する者の死は残酷にも引き裂いてしまいます。しかし、大自然の掟から逃れることはできません。命あるものすべて自分の力で生きているのではなく大自然に生かされているのです。
真実はどこにあるのか、人間としてどう生きるべきなのか、皆様、もう一度よく考えてみましょう。