「八つの決まり」と「自然科学」の照合 【Ⅱ章】
《平等関係の取り方》
(Ⅱ章)改善の進め方の基本 ~改善のロジック~
1)
何のために改善するのか「改善の目的をはっきり意識する」。
八つの決まり7)を規準に、
目的を持つ時、自己保存ではなく自分も人々も地球も幸福になれるようなことを考え実行する。この時、全体把握でボトルネックを誤魔かすことなく改善の目的をはっきりできます。人々が幸福になれることが改善の目的になります。
2)
正常と異常を区別できる規準(ここでは基準の方はとらない)となる物差しを持ちます。改善を行うために何よりも先ず持たなければならない道具(ツール)です。
3)
規準となる物差し「八つの決まり」は根源的本質の有限を否定しない(限界・限度を超えない「なかほど」)正常を日常生活に合わせて表現しています。視点を変えて細かな部分の表現が変わっても本質は不変であり誤魔かせません。表現を変えても本質は変わりません。平等関係の取り方では視点を変えて、比較を扱った表現をしてあります。言語も一律でないように伝え方は決めつけられません。正常の本質不変から視点を変えて表現豊かに伝えられます。正常の本質から外れた内容は誤魔かしの異常に過ぎません。
4)
規準となる物差し「八つの決まり」を持ち、「※三現主義」にのっとって、個人の日常問題でも地球規模問題でも大小問わず問題(八つの決まりと現状のギャップ)を洗い出します。
ただし、「八つの決まり」の姿を導いても、自責の部分は自分で努力しても他責の部分には通用しません。だからこそ、時間発展する全体のバランス(調和)を、有限を否定しない(限界・限度を超えない「なかほど」)正常から状況判断できる、私腹から切り離した権力者が第三者として「八つの決まり」と「三現主義」によって、現行法律、ルール、そして風土においては野放しの無法地帯になっている不公平を見逃さない為の新規整備を行わなければなりません。ここで物差し「八つの決まり」を持たず、且つ「三現主義」にのっとらない場合には異常(問題)を正しく分別できません。抜本的に改善されません。
5)
改善の優先順位を明確にします。定量的情報、金額情報の数値を用いれば大小関係を参考にできます。但し、数値の大小関係のみで絶対的な優先順位は確定されず状況判断も必要になります。洗い出した問題に共通する原因、つまり問題の本質を明らかにして真因から最優先に改善しなければなりません。ボトルネックを見落としたり誤魔かしたりしてはなりません。数値の大小関係のみでボトルネックを判断できるとは限りません。また、すべての問題を定量的情報と金額情報により表現することは困難であり定性的情報も必要です。ボトルネックを見落とさず、誤魔かさないことです。
6)
改善の目標値(定量的目標、金額目標、定性的目標)を明確にします。
7)
各問題に対して改善を展開します。
※「三現主義」とは「現場」へ直接行き、「現物・現状」を直接確認し、「現実的」に評価や判断を行うことを意味します。
次回は、Ⅲ章:「八つの決まり」の理解を深める、についてふれてみたいと思います。
天照大神として祀られたその人は、幼い頃は母親の実家(奈良県)に住んでいました。その後、父親の仕事の関係で山々に囲まれた山での暮らしをはじめました。
天照大神が亡きあと長女は、標高455.3mの山に家族の生活が見える場所を選び、そこに天照大神の纒向型古墳を造りました。「いつも家族を見守っていてね」という願いをこめて。しかし長女の願いもむなしく武力で天照大神の後継者になった人物は、日本の国で産まれた人ではありませんでしたので、民衆からの反発をのがれる為に、平野に改めて天照大神の巨大な前方後円墳を造らせ、天照大神を祖先としたのです。天照大神の右腕となってささえてくれた人物は、争いを避ける為に現在の出雲(出雲大社のはじまり)へ去っていったのです。
2022年1月
橘 菊