八つの決まり

 

八つの決まりは大自然の姿であり、心の教えと共に日常生活そのものであります。

 1. 自分をいつもその時の状況に関係していない立場において起こったことがらを正しく 見る。

 2. 自己中心の立場を離れ純粋な心で人々が生きる力を持てるように心を働かせる。

 3. 自己中心の立場を離れ純粋な心で人々の心が安らかになりあたたかい気持ちになれるような表現をする。

 4. 職業につき自分も役立ち仕事仲間も能力を発揮し、共に力をあわせる。

 5. 自分の善いところはよりのばし、我がままなところは直す努力をする。

 6. 夫婦、親子、兄弟、友人、近所の人や社会の人々と手をとり合って生きる。

 7. 目的を持ったならば、人々が幸福になる願い方(念)をする。

 8. 反省することによって心が調和してきたならば、その安定した心を持ち続けていると智慧が湧いてくる。その智慧を毎日の生活に使う。

 

ようするに、自分を含め全体を生かせる「なかほど」の考え方と、そして助け合い補い合い、許すということを実践することであります。反省することによって、自分のしてきたことがいやになり、心が沈む気分にならないようにする。反省は自分をいじめることではなく、また反省は細かいところまではこだわらず、ほどほどにしないと日常生活がおろそかになってきます。自分自身を愛すること。
善い結果をだすことが重要なのではなく、その反省した目的にむかって姿勢を正し、努力(見せかけの努力ではなく)していることが祈りであり神との対話となります。

本来、心の形はまるいものであり、「八つの決まり」をよく理解し日常生活に実践することによって、まるい心に磨きがかかるのであります。(古事記等に「八尺の勾玉璁(やさかのまがたま)」の文字が見えますが)
天照大神として祀られたその人の右腕となって、地元の人々から信頼を得ていた人物が現在の出雲大社のはじまりとなります。

次回は目には見えないが実在している私たちのこの意識は、時間と空間をつきぬけとおって、この世以外と通じている現実を橘鞠の体験でふれてみたいと思います。