鞠のひとりごと

 

 人間は、山や川や海、家畜などと相談をしながら愛情をそそぎ、手間をかけて育てなければならないのに、人間だけに都合の良いようにしてきた結果、気候に大きな変化がみられるようになってきました。そして家畜の伝染病や、経済はおぼつかなくなり犠牲者は増え続けています。

 

 天変地異はなぜおこるのか。

それは、例えば自分の体に嫌いな虫がくっついたとします。そうすると、その虫を取ろうとして体をゆすったり払い落としたりしますよね。地球は体が汚れたり傷つけられたりすると天変地異という態度をとります。人間と同じように心があり、今、私たちが呼吸して生きているこの時、人間と一緒になって呼吸していることを知っていただきたいのです。

 

 災害により被害を受けると「復旧に取り組み視察をして抜本的な強化の必要性を認識した」と言いますが、復旧にいそしむと同時に、天変地異が起きないようにするにはどうすればよいのかも認識していただきたいと思います。天変地異は、表面だけを見ていたのでは認識できず、物質科学の上に精神科学をおかなければ理解はできません。

 

 福島県の原発事故で、放射能の恐ろしさを体験してきましたが、これが精神科学へと移行すると原子力は無害化され、安全に利用されるようになります。

また、空飛ぶ円盤の住人と交渉することが出来るようになり、物質科学だけではこれからの指導者、精神科学について考える能力を持ち合わせていないとすれば未来が憂いてしまいます。

 

 2019年11月10日、日曜日、テレビを見ていたら「ここで反転するのか、もっと底があるのか」と、あるジャーナリストの言葉です。

「誰か止めて~!」と叫んでみたとして、指導者の中には、自国さえよければ他国はどうなってもいい。研究者や専門家は、気候が不安定になっている理由を説明しているにもかかわらず、自分の都合のいいようにしか考えない。

悪いことをしても、周りの人たちが忖度をして守ってくれる。金銭感覚がどうなっているのか、税金を湯水のように使う等。複雑な世の中だから反省も償い(ここでいう償いとは自然を修復すること)もそこそこにして、とにかくにっちもさっちもいかないんだから、仕事は他にもあるし、ま・・・言葉は美しく語ろう。

 このような指導者と話し合いを持つ意味はないように思います。悲しいことですが。

それでは力で!となると「平和を願うならば、力ではないでしょう」と、天国に住んでいる慈悲の心しかもっていない霊人は、このように指導してきます。

自分は、損をする立場になっても助け合おうとする実行力が求められます。

 

 企業は、最低の費用で最大の利益を上げようとする。労働者にゆとりにない働き方をさせ、結果、労働者は精神的、肉体的に病む。直接に人を殺していないだけのことであると、経営者は気づいているのか。資本主義は終わりにしなければならない。

 

 海へ行ってきました。思いっきり空気を吸いましたが潮の香りがしませんでした。

 

 元気を取り戻している地球と、地球人が見たい。

 

2019年 11月

橘  鞠